ぎっくり腰とは?ぎっくり腰のおもな症状と対処法
ぎっくり腰
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ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰は、腰回りの筋肉や靭帯が損傷した状態です。
正式名称は「急性腰痛症」と呼ばれ、急激に強い痛みが生じることから海外では「魔女の一撃」と呼ばれています。
ぎっくり腰が起こる原因は明確になっていませんが、日常生活の習慣の積み重ねが要因になると考えられます。
痛めてしまった患部には熱を持ってしまっている事がほとんどで、何もしなくても痛みを感じてしまったり寝ていて夜中に痛みで目を覚ましてしまう事があるとも言われています。
良くお話しで聞くのが感覚としてズキズキしたり、腰が抜けそうな感じがすると言われていいます。
また痛む場所として骨の部分が痛みを感じる方もいれば両側の筋肉に痛みがでる方もいらっしゃいます。
強い軽いはありますが、弱い方ですと歩いたり座った姿勢から立ち上がったりするのは出来るが、寝返りはうてない方、中腰の姿勢から伸ばすと痛みがでる方、重症と呼ばれるものはどの動きもとれず救急車で運ばれてしまう方もいらっしゃいます。
また、寝る姿勢で言うと、仰向けで足を伸ばして寝る事が困難になってしまう方がほとんどで痛い方を上で横向きに寝ると楽な事が多いです。
普段であれば日常生活に支障が出ない動きであっても痛みを感じやすくなる事がほとんどです。
ぎっくり腰になる原因
ぎっくり腰の原因として上げられるものをいくつか上げていきます。
① 筋肉の疲労
筋肉の疲労や蓄積日常の不良姿勢や腰への負荷により、腰回りの筋肉は疲労を蓄積しています。
そのため、ある日突然、筋肉の疲労が限界になり炎症してしまうと考えられ、ぎっくり腰が生じるきっかけは、腰を捻る、曲げるといった何気ない動作でも起こるとされています。
② 筋力の衰え
腹筋や背筋などの体幹(インナーマッスル)により骨格は支えられています。
しかし、運動不足や加齢により筋力が低下すれば、骨を支える力が弱くなることでぎっくり腰を引き起こしやすくなります。
③ 関節の変性
老化や日常の不良姿勢などの負荷により関節がすり減ることで変性を起こす場合があります。
それにより何気ない日常の動作でも腰に負荷が加わりやすくなるため、ぎっくり腰を起こしやすくなることが考えられます。
④ 血行不良
ストレスや冷えなどで血流が悪くなると、ぎっくり腰を引き起こしやすくなると言われています。
血流が悪くなることで筋肉の柔軟性が低下し、筋肉が緊張しやすくなることが原因の一つとも考えられます。
色々と原因はあるのですが基本的は睡眠、栄養、運動がとにかく重要になります。
ぎっくり腰の対処法
ぎっくり腰になってしまった場合はまずは1度安静にしましょう。
無理に動いてしまうと症状が悪化してしまう恐れがあるため安静にしておく必要があります。
また無理のない範囲で動く事も大事になってきますので、経過をみながら動かしていきましょう。
痛めてしまっている所は熱を持っている事が多いと言われているため、患部に対して保冷剤やアイス枕などを使ってタオルでくるんで10分間アイシングします。
アイシングをして患部に痛みが増してしまう場合や具合が悪くなってしまう場合は1度アイシングを控えましょう。
熱は2日から3日はあると言われているので3日間は湯船にはつからずシャワーで汗を流す程度の方が良いと言われています。
御家庭にコルセットやさらしなどがある場合は、使ってもらえると良いと言われています。
腰痛の種類にはよりますが固定すると余計に痛みが強くなる方もいらっしゃいますので、痛みが強くなる場合は無理に使わなくても大丈夫です。
コルセットも日にちが経ってきたら徐々に外して日常生活を過ごしてもらえると良いです。
1番重要なのは症状が出たら早めにお近くの病院、または接骨院・整骨院にいきましょう。
ぎっくり腰に対しての施術
当院ではまずは不調の根本原因を解決するため、患者さんのお身体がどのような状態であるかを丁寧に確認していきます。
そのため「いつ」「どこ」「何をして」痛めてしまったのかの状況を確認し、「腫れや熱、痺れが無いか」「関節の可動域、関節、筋肉に痛みやこわばりがないか」などを確認させていただきます。
その他にも
● 体温に異常はないか
● 以前にも似たような症状を患ってしまったことがある、
持病や手術の御経験、かかりつけ医の有無
● ペースメーカーか体内に金属が入っていないのか
● 妊娠中ではないのか
● 交通事故に遭われたことがあるのか
なども確認させていただきます。
当院では熱や腫れを感じる場合にはまずアイシング。
体内に金属、ペースメーカー、特別な持病をお持ちでない方には低周波療法またはハイボルトとなどの特殊電気療法などで施療を行い神経や関節、筋肉など問題のある部位に対して施療を行います。
肌に特に問題ない場合は、サポートするためにテーピングの処置やコルセットをお持ちでない方は購入などの検討をして頂いております。
症状が改善してからは血行を良くして行くことが大事になってきますので動かせるの範囲は少しずつ動かしていきましょう。
カウンセリングを行い症状に合わせた施術をご提案させていただいております。
当院では痛みが強い間はなるべく間隔を開けずに通院をしていただき、3ヶ月で治癒を目指していく方針で施術の計画をご提案しています。
通院日数や来院回数などは症状、または病院や治療院さんで考え方が色々とありますので全体的に自分に合った場所を選んでいただく事が重要だと私は考えております。
ぎっくり腰の対策
ぎっくり腰は先程原因にも書かせて頂きましたが、使いすぎであったり姿勢が悪かったり、筋力の低下や年齢による関節の摩耗や血行不良、ストレスなど多種多様な原因があります。
当院ではまず「睡眠の時間や栄養の管理、運動をしているのか」これらが重要だと考えております。
睡眠が取れていないと自然治癒力の本来の力が発揮しづらくなってしまいますのでなるべく夜更かしをせず7時間以上の睡眠を取ることが大切です。
栄養が偏ってしまうと内臓に負荷がかかってしまったり、血液量が足りなくなったしまったり、筋肉に栄養が足りなくなり本来の力が発揮しづらくなってしまいます。
運動が足りてないと身体を支える筋肉が徐々に落ちてしまう事が多いです。
特に年齢を重ねていくにつれて筋力は低下しやすいと言われているため増やしていくことと正しい身体の使い方を身につけていくことが重要だと考えております。
想像してみて下さい。
不良姿勢でいて関節や筋肉に良い影響があると思いますか?
内臓を圧迫している様な感じはしませんか?
その姿勢から身体を急に伸ばしたら痛めてしまいそうだと思いませんか?
想像すると怖いですよね。
そのため体幹や足腰しっかりと鍛える事も重要です。
ぎっくり腰に関するQ&A
Q.ぎっくり腰は何日くらいで治りますか?
A.ぎっくり腰の痛み事態は大体1、2週間ぐらいで落ち着く事が多いです。
痛める以前の身体に戻していくには大体3ヶ月をめどに見ております。
Q.ぎっくり腰とヘルニアの違いは何ですか?
A.ぎっくり腰の場合は過度な負担がかかった時にでる腰の痛みの場合が多く、ヘルニアの場合は骨と骨のクッションの役割を果たす椎間板がずれて飛び出した髄核という組織が神経を圧迫し牽引が加わる事で痺れや激しい痛み、トイレなどが上手く出来なくなってしまう様な症状が出ます。
症状重い場合は手術をする事もあります。
Q.ぎっくり腰になった場合、温めるのと冷やすのはどちらがよいですか?
A.基本的には熱を持っている場合が多いため痛めてから3日はアイシングを朝昼晩と分けて3回ぐらい行うと良いです。
ただ冷やしていて痛みが強くなる場合は1度温めてみても良いかもしれません。
Q.ぎっくり腰は安静にしていればどれくらいで動けるようになりますか?
A.基本的には3日間は安静に出来る良いです。でもあまり寝たきりは良くないので動かせる範囲は少しずつ動かしましょう。
Q.ぎっくり腰は何日目からお風呂につかっても大丈夫ですか?
A.お風呂に浸かるのは3日以降からが良いです。
それまではシャワーまたは濡れタオルで汗を拭く方が良いです。
Q.ぎっくり腰を繰り返さないためにはどうすればよいですか?
A.かかった病院、又は治療院の先生の話をしっかり聞いてみましょう。
自分でもう平気だからと言って行かなくなってしまうと繰り返し痛めてしまう場合もあります。
基本的には睡眠、栄養、運動が大切です。
日常生活を1度見直してみるのも良いかと思います。
Q.運動不足ですとぎっくり腰になりやすいのでしょうか?
A.運動不足はぎっくり腰に限らず体には良い影響はありません。
筋力の低下は姿勢も悪くなり体の機能の低下にも繋がりますので少しずつでも良いので運動しましょう。
Q.ぎっくり腰になったときアルコールはいつまで控えた方がよいのでしょうか?
A.基本的には痛みがある間は控えた方が良いです。
特に痛めてから3日間は呑まない方が良いです。